お正月の定番「おせち」の意味は?




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こんにちは。アキです。

日本では11月になると早くも目にする「おせち」というキーワード。

「一年ももう終わりか、今年も何も出来ずに終わりそうだな」なんて少し寂しくなるのは、私だけではありませんよね。

そんな日本のお正月には欠かせない「おせち」ですが、最近は百貨店やコンビニでも販売していますので、自分で作らずに買って済ませていませんか?

みんな年末まで働いている今の時代では、それも「あり」だと思います。

でもそんな時は、好きな具材が入ってるか、値段などで決めてしまいますよね。(私は栗きんとんに目がないので、栗きんとんが入っていない商品は対象外です)

一方で自分で作っているという人も年末になると「おせち」の素材がスーパーに並びますが、正直何を買えばいいか、自分の好きなものだけ買う人も多いのではないでしょうか。
(私は栗きんとんは欠かさず買います)

そうなんです。

小さい頃から食べている「おせち」なのですが、「おせち」をなぜ食べるのか?ナゼあの食材なのか?説明してくれと言われると実は知らないことが意外と多いですよね。

日本人として生まれてきたのですから、最低限のことを知っていてもいいですよね。

ハックマ
さあ、今回のなぜナゼでハックするのはコチラです
  • 「おせち」はなぜ食べるの?
  • 「一の重 二の重 三の重」って?
  • 「おせち」の食材のそれぞれの意味は何?

「おせち」はなぜ食べるの?

昔から元旦には「年神様」という新年の神様が、各家庭にくると言われています。年神様とはご先祖さまであり、田の神様、山の神様であるとも言われ、人々に1年の検討や幸福を授けると考えられれています。
お正月のしつらえで飾る門松は神様のための道しるべ。おせち料理は年神様と一緒にいただく食事で悪い気を祓うために「おとそ」をいただくなどの風習が生まれました。

一の重 二の重 三の重って?

元々は四段重が基本です。最近では三段重のほうが広まっています。

四段重

一の重:祝い肴(ざかな)/黒豆・数の子・田作り等
二の重:甘いもの/伊達巻・きんとん等
三の重:焼き物(海の幸)/海老・鰤(ぶり)等
与の重:野菜類や煮物(山の幸)/たたきごぼう・蓮根・くわい等
※「四」は忌みを表すので使いません。

三段重

一の重:祝い肴(ざかな)/黒豆・数の子・田作り等 + 甘いもの/伊達巻・きんとん等
二の重:焼き物(海の幸)/海老・鰤(ぶり)等
三の重:野菜類や煮物(山の幸)/たたきごぼう・蓮根・くわい等
※つまり四段重の「一」と「二」を合わせて三段重になったんですね。

「おせち」の食材のそれぞれ意味は何?

紅白蒲鉾(こうはくかまぼこ)

紅白は祝の色蒲鉾は「日の出」を象徴するものとして、元旦にはなくてはならない料理。紅はめでたさと慶びを、白は神聖を表します。紅白はおめでたいことを表すところから、平和を願っている。

黒豆(くろまめ)

元気に働けますように「まめ」は元来、丈夫・健康を意味する言葉です。「まめに働く」などの語呂合わせからもきています。

数の子(かずのこ)

子宝と子孫繁栄を祈る。数の子はニシンの卵。二親(にしん)から多くの子が出るのでめでたいと、古くからおせちに使われました。

田作り(たづくり)

五穀豊穣を願い、 小魚を田畑に肥料として撒いたことから名付けられた田作り。片口鰯の小魚(ごまめ)を使った田作りは、関東でも関西でも祝い肴3品のうちの1品です。

昆布巻き(こんぶまき)

日本料理の必需品、昆布で健康長寿を。昆布は「喜ぶ」の言葉にかけて、正月の鏡飾りにも用いられている一家発展の縁起ものです。

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きんとん、栗きんとん

「金団」とも書き、金運向上の願いもある。
黄金色に輝く財宝にたとえて、豊かな1年を願う料理。日本中どこにでもある栗は、山の幸の代表格で、「勝ち栗」と言って、縁起がよいとして尊ばれてきました。

紅白なます(こうはくなます)

紅白の水引と似ているところから、お祝いごとを表している。
生の魚介と大根、にんじんと酢で作ったことから、なますの名がつけられました。

たたきごぼう

ごぼうのように細く長くしっかりと根をはるという意味。
細く長く地中にしっかり根を張るごぼうは縁起のよい食材として様々に使われています。たたきごぼうは、軟らかく煮たごぼうを叩き、身を開いて、開運の縁起をかついだものです。

伊達巻(だてまき)

江戸時代、長崎から江戸に伝わった「カステラ蒲鉾」が、伊達者(シャレ者)たちの着物に似ていたので伊達巻と呼ばれるようになったようです。また、昔は大事な文書や絵は巻物にしていたので、学問や教養を願うといった意味です。

海老(えび)

長いひげをはやし、腰が曲がるまで長生きするという長寿の願い。
えびは、長いひげをはやし、腰が曲がるまで長生きすることを願って正月飾りやおせち料理に使われます。おせち料理には、小えびを串で止めた鬼がら焼がよく用いられます。

鰤(ぶり)

出世魚であるところから出世を願ったもの。

蓮根(れんこん)

穴のあいた様子から「見通しが良くなる」という意味。

くわい

大きな芽が出るところから「芽が出るように」という意味。

金柑(きんかん)

財宝をあらわした「金冠」とかけています。

錦玉子(にしきたまご)

黄身と白身の2色が美しい錦玉子は、その2色が金と銀にたとえられ、正月料理として喜ばれます。2色を錦と語呂合わせしているとも言われます。

するめ

「寿留女」の字をあて、結納の品として使用され、めでたい祝儀の膳に欠かせない品でした。 恵比寿神を奉るエビス棚には、しめ縄が飾られ、するめ・昆布・新巻鮭などを飾る習慣がありました。

餅(鏡餅、雑煮)

餅は、昔から神様に捧げる神聖な食べものとして考えられていました。雑煮は、年神様にお供えした餅を、野菜や鶏肉、魚介などといっしょに煮込んで作る料理です。

正月に、年神様に供える餅が鏡餅で、1月11日の鏡開きまで、床の間や各部屋に飾ります。
鏡餅には年神様の特別な力があるとされていて、そのお餅を食べると1年間健康で幸せになれると言います。年神様が宿る餅は包丁を使わず、木づちで割るのが正式です。
「鏡割り」と言わないのは、昔から「割る」という言葉が不吉なので「開く」という言葉が使われています。

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